美容整形外科との違いは?
はじめに 美容外科から『紹介』されてくる患者さま
美容外科では治せない顔の治療
鶴木クリニックには、大手の美容外科から紹介されてくる患者さんが多くいらっしゃいます。なぜ、大手の美容外科が当クリニックに患者を紹介してくるのかといえば、それは美容外科では整形できないものを整えることができるからです。
当クリニックに紹介されてくる患者さんは、“顔の骨格がズレている”方です。
美容外科というのは、二重まぶた・鼻・エラなど1つ1つのパーツの形を整えるのは得意なのですが、根本的な土台すなわち顔の骨格を整えることができません。
例えば、顔の長さを短くしたり、長くするということは、土台(骨格)を変えることであり、技術・施設の面からも美容外科ではできない治療なのです。 土台というのは、顔の真ん中にある骨、すなわち上顎骨(上アゴ)です。当クリニックは、この土台である上顎骨と下顎骨(下アゴ)の位置を整える“顎矯正外科手術”の専門家です。
上顎骨と下顎骨の位置を変えることで、ほとんどの顔の歪み・変形を整えることができます。 この2つの骨がずれていることで、起こる顔の変形としては、下顎前突(しゃくれ)・出っ歯・アゴなし・顔面非対称(曲がった顔)などがあり、こういった悩みを抱えている方は、美容外科ではなく、顎顔面外科手術ができる施設を受診しなければなりません。
日本国内では、口腔外科・形成外科が顎矯正外科手術を行っています。美容外科で顎矯正外科手術を行っている施設もありますが、実力のある口腔外科専門医・日本形成外科学会認定医を擁する施設でありごく一部といえるでしょう。
顔に悩みを抱えている方は、自分がどこに行けば良いかわかりませんので、とりあえず美容外科に行くこととなります。 “目“”鼻“という1つ1つのパーツの修正で良ければ、美容外科が最適の施設です。しかし、顔の悩みが“骨格のズレ”のよるものであるのに、一つ一つのパーツを修正しても根本的な問題は改善されません。 顔中にメスを入れたけれども、根本的な問題(土台のズレ)が改善されず、トラブルとなることもあるようです。
まとめ
自分の顔に悩みがある方は、自分の顔のどこに問題があるのか良く理解してから、自分の受診すべき施設を選ぶべきでしょう。 二重や鼻の悩みなどなど、顔のパーツに問題がある方は、美容外科を受診するのが良いでしょう。
自分の顔の悩みの原因が何なのか良く分からない場合は、美容外科と矯正歯科(顎口腔機能診断施設)を受診すると良いでしょう。※顎口腔機能診断施設の矯正医は、土台である上アゴや下アゴのズレがあるか否かを適切に判断できる施設。
しゃくれ・出っ歯・平らな顔・顔面非対称(曲がった顔)などの悩みを抱えている方は、顎矯正外科手術をできる施設を受診する必要があるでしょう。